みはしのブログ
2020年01月27日
振袖
2020年の成人式が終わり、2021年、2022年に成人式を迎える方々は、「どうしようか~」と色々と悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
自分のものという特別感や、何度も着ることを考え『購入、買う』という選択肢。
成人式だけだから『レンタル』で済ませようか。
思い出の振袖を活かす『ママ振袖』も捨てがたい。
どちらにしても、安あがり・・・というような金額にはならないですよね。
そんな迷いがおありになる皆様に向けて、それぞれのプランに対する『みはしとしての考え』をお話させていただきます。
色々な考えがあるので、一概に言えない部分もありますが、共感していただける方がいらっしゃいましたら嬉しく思います。
今回のブログ内容は、振袖を準備する側の、主にご両親様に向けた内容となりますが、もし成人式を控えているお嬢様方がご覧になっていただいても、振袖を選ぶ、準備するという事がどれだけ素晴らしいことかを知るいい機会でもありますので、色々な年代の方に読んでいただきたいと思います!
【おすすめしたプラン】
ずばり『購入プラン』です。
「そりゃー着物屋だもん勧めるわな」という声が飛んできそうですが、もちろんその気持ちが無いと言えばウソにはなります(笑)
ただ、お勧めするからには海よりも深いぃ理由があります。
大前提として、あくまでも『何がお勧めですか?』という方へのお勧めということなので、ご要望やお考え次第では全員に当てはまるわけではありません。
レンタルやママ振袖にされた方が良い方もいらっしゃいますので、共感していただける方がいらっしゃったら『買う』という選択肢を増やしていただけたら良いのかなと思います。
現実的に、いろいろ話を聞いて、よく考えてみたら、レンタルよりも買うのもありかもね、というケースも多々あります。
また、最後にレンタルやママ振袖のおすすめポイントも紹介しますので、これから振袖をご準備される方は参考に読んでいただけたらと思います。
【まず初めに】
振袖を準備するにあたり、金額はとても気になる部分かと思います。
しかしながら、トータルでいくらかかるか、ここだけを意識してしまうと大切なことを見失いがちになります。
そうは言っても気になる!という方がほとんどだと思いますんで、こちらの過去の記事を参考にしてみてください。
過去の記事:振袖の相場ってどのくらい?
振袖を準備するにあたり、『そもそも何の為に振袖を準備するのか?』という事を、振袖を準備される親御さんなりご家族の方はちゃんと考えてみることをお勧めします。
「成人式だから」
この一点のみであれば、レンタル、またはママ振袖で掛けられるご予算に応じて小物や帯を新調する、というプランをお勧めします。
冒頭で購入を勧めさせていただきましたが、成人式だからしょうがない準備しなくちゃ・・・このようなお考えが強い方は、なるべく低予算で済ませ、免許や車、学費等に気持ちを向けるのが現実的かと思います。
これはいい悪いではなく、価値観ですので、周りを意識しすぎないで、割り切った方が良いと思います。
心配な方はお嬢様にも意見を聞いてみると良いでしょう。
そうすれば、気に入ったのがあったけど、予算的には厳しい・・・という状況になっても親子共に割り切って予算内の振袖に変更もできるでしょう。
【振袖を準備する『気持ち』が大切!】
では、他にどのような理由があげられるでしょうか。
「娘にかけがえのない大切な思い出を残して欲しい」
「娘の晴れの姿が楽しみだ」
「家族の思い出を作りたい」
色々あるかと思いますが、20年間(振袖を準備する段階では18年間くらい)の子育ての中には、心があたたまる素敵な想いでもあれば、人様には相談しにくいような苦労も沢山あったと思います。
二十歳という年齢を、人生の節目と捉えるのであれば、それはご両親にとってもとても大切な節目でもあり、かけがえのない思い出の1ページでもあるのです。
成人年齢は法的には変われど、日本に息づいたハタチという人生の節目とどう向き合うか、ここが振袖選びの最も重要なポイントではないかなと思うのです。
もう5年位前になりますが、着物イラストレーターのきくちいま先生のお話をお伺いすることがあり、その時の仰っていた言葉をご紹介します。
「そもそも振袖は娘が選ぶもんじゃない。お金を出す親なりおばあちゃんたちが選んであげるべきだ」
「成人式は親にとって子育ての区切り。こういう娘であって欲しい、という親の願いを込めて準備して、それを娘が受け入れてあげるのが、本来の在るべき姿だと思います」
昔は、こういうケースが多かったのではないでしょうか。
もう数年前の話なので間違っていたら申し訳ありませんが、だいたいこんなニュアンスの内容だったと記憶しています。
これは一つの価値観なので、そうじゃないと思う方もいらっしゃるとは思いますが、大切なのは、『どういう気持ちで振袖を準備して』、『それをお嬢様がどんな気持ちで受け取ったのか』、ここを抜かしてしまうと、ただただ「成人式だから振袖を準備した」「成人式だから振袖着た」ということになってしまうのではないかと思いますので、家族会議とまでいかずとも、「こういう気持ちで振袖を準備したんだよ」という気持ちはお嬢様へ伝えてあげたら、その時はもしかしたらわからなくても、いつかお嬢様が親の立場になった時に「あの時のお母さんの言葉はこんないみがあったんだな」と改めて感じる日が来るかもしれませんね。
「あなたのために振袖用意しておいたからね」
お嬢様が納得できるのであればこのような選び方も、親子どちらにとっても良い思い出にもなるのではないかなと考えます。
【ハレ(晴れ)とケ(褻)】
少々難しい言葉ですが、簡単に言うと『非日常=ハレ』と『日常=ケ』のことです。
詳細を知りたい方はWikipedia
振袖は当然『ハレ』ですね。
着物を毎日来て過ごしていた時代であっても、振袖は普段着る着物ではなく、儀礼や祭などの際に着る特別な着物です。
普段着物を着ない生活をしている人にとってはなおさら特別な衣装ですよね。
昔の人は、ケ=日常、つまり普段の生活の中ではつつましやかな衣食をして質素倹約であっても、ここぞというハレ=非日常、では特別な気持ちを込めて綺麗に着飾ったり、豪華な食事を用意したりと、今でもそういう部分はないわけではありませんが、今よりももっとハレとケのギャップは強かったでしょう。
良く、そんなに着ないのにもったいない、その時だけだから簡単に・・・
というお声もありますが、良いか悪いかは置いておいて、普段ではない『ハレ』の時だから、その時しかない特別な時間だから、『ハレの気持ち』や『ハレの時間』を表現するものなのだと思います。
振袖の華やかさは、何年見続けても本当に素晴らしいと感じますし、その気持ちは年々増しています。
借りてすましたものでなく、自分のサイズにきちんと縫ってあって、ご両親の愛情が沢山詰まった振袖であれば、『特別な感情』をいだくのも至極当然かと思います。
着物の中でも、振袖に込められたパワーは特別です。
『購入という形でしか味わうことができない、着物の魅力がある』
まだまだ創業して50年にも満たない着物屋ではありますが、そこは自信を持って言うことができます。
【レンタルをおすすめするお客様】
前述もいたしましたが、「成人式だから着る」というだけの理由の場合や、成人式以外でまったく着るつもりがない方です。
着るつもりはなかったがやっぱり買っておいて良かった、こんなエピソードあるにはありますので一概には言えませんが、着る気がないのにわざわざ買うのも気が引けますよね。
振袖レンタルは、基本的に成人式に貸し出しになるため、同じ振袖を同年度の方にレンタルすることが絶対に出来ません。
会社側の考えになりますが、1年に1度しかレンタルするチャンスが無いのです。
つまり、1年に1度レンタルできるかどうかという少ない頻度の商品の場合、価格を安く設定しにくい都合がどうしても存在します。
レンタルが割高に感じてしまう理由はここにあります。
それでも購入するよりは安くはなりますので、成人式以外に着る気持ちが全くないのであればレンタルが妥当でしょう。
また、ママ振袖の場合振袖を選ぶという楽しみは無くなります。
帯や小物合わせはあるにしても、着る振袖は決まっているので、「好きな振袖を選ばせてあげたい」「好きな振袖を着たい」、そのようなお考えがある方にとってはレンタルの方がお勧めですね。
【レンタルの前に考えていただきたい選択肢】
レンタルもおススメではありますが、その前にご検討していただきたいことはお母様の思い出の振袖を着るという、いわゆる『ママ振袖』です。
大切な思い出が詰まった振袖を着ることで、レンタルをするよりも振袖の本質的な良さに触れていただく事ができます。
振袖の華やかさは、華美に着飾るものではなく、『ハレ』の気持ちや時間を表現するための物であり、日常でない、特別な『ハレ』だからこそ、特別な思い出が詰まっていきます。
お母様も、お嬢様も、そしてなによりおばあちゃまも、きっと嬉しい気持ちになることでしょう。
中には親子三世代にわたって着たお客様もいらっしゃいました。
背格好や好みなど諸問題をクリアしなければなりませんが、みはしとしてはおすすめの成人式の迎え方であると思っています。
過去の記事:大切な思い出がよみがえるみはしのママ振袖
【最後に】
今回、『振袖を買う』という選択肢について、一つの考えをお伝えさせていただきました。
着物、特に振袖はその華やかさから『ファッション性』が取りざたされることが多くありますが、『ハレの着物』であるからこそもつ日本が育んできた『文化性』にもっと焦点が当たって欲しいなと思っています。
当然買うとなれば大金がかかります。
どんなに少なく見積もっても10万より安く済むことは殆どあり得ないことかと思います。
平均的な相場で言えば30万~40万円という金額は覚悟が必要です。
もちろん大金を出すだけの価値はあるという確信はありますが、30万円といえば、焼肉何回食べれるかな~・・・なんて考えてしまうと・・・
おっと、振袖と焼肉を比べるのもやぼな話ですね・・・
ともかく、お嬢様だけでなく、ご両親だけでなく、みんなが納得して、「良かったね」と思える形で決着できることが一番大切ですので、情報は早めに仕入れて、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんもみんなでよく話し合ってみてください。
振袖選びを通じて、きっと素敵な思い出を作ることができると思いますよ!
【お問い合わせはこちらから】
【ご来店予約はこちらから】
京呉服みはしのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
成人式を控え、どうしようか迷っている方にとって、私共が発信する情報で少しでもお役に立てることがありましたら嬉しく思います。
沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、片品村、そして高山村や中之条、吾妻など、地域の皆様に支えられ43年。
着物専門店として、成人式を少しでも納得して、思い出深い素晴らしい節目となりますよう精一杯の対応をさせていただきます。
購入を考えている方、レンタルを考えている方、お母様の思い出の振袖を考えている方、成人式や振袖のことなら「京呉服みはし」にお任せください!!
自分のものという特別感や、何度も着ることを考え『購入、買う』という選択肢。
成人式だけだから『レンタル』で済ませようか。
思い出の振袖を活かす『ママ振袖』も捨てがたい。
どちらにしても、安あがり・・・というような金額にはならないですよね。
そんな迷いがおありになる皆様に向けて、それぞれのプランに対する『みはしとしての考え』をお話させていただきます。
色々な考えがあるので、一概に言えない部分もありますが、共感していただける方がいらっしゃいましたら嬉しく思います。
今回のブログ内容は、振袖を準備する側の、主にご両親様に向けた内容となりますが、もし成人式を控えているお嬢様方がご覧になっていただいても、振袖を選ぶ、準備するという事がどれだけ素晴らしいことかを知るいい機会でもありますので、色々な年代の方に読んでいただきたいと思います!
【おすすめしたプラン】
ずばり『購入プラン』です。
「そりゃー着物屋だもん勧めるわな」という声が飛んできそうですが、もちろんその気持ちが無いと言えばウソにはなります(笑)
ただ、お勧めするからには海よりも深いぃ理由があります。
大前提として、あくまでも『何がお勧めですか?』という方へのお勧めということなので、ご要望やお考え次第では全員に当てはまるわけではありません。
レンタルやママ振袖にされた方が良い方もいらっしゃいますので、共感していただける方がいらっしゃったら『買う』という選択肢を増やしていただけたら良いのかなと思います。
現実的に、いろいろ話を聞いて、よく考えてみたら、レンタルよりも買うのもありかもね、というケースも多々あります。
また、最後にレンタルやママ振袖のおすすめポイントも紹介しますので、これから振袖をご準備される方は参考に読んでいただけたらと思います。
【まず初めに】
振袖を準備するにあたり、金額はとても気になる部分かと思います。
しかしながら、トータルでいくらかかるか、ここだけを意識してしまうと大切なことを見失いがちになります。
そうは言っても気になる!という方がほとんどだと思いますんで、こちらの過去の記事を参考にしてみてください。
過去の記事:振袖の相場ってどのくらい?
振袖を準備するにあたり、『そもそも何の為に振袖を準備するのか?』という事を、振袖を準備される親御さんなりご家族の方はちゃんと考えてみることをお勧めします。
「成人式だから」
この一点のみであれば、レンタル、またはママ振袖で掛けられるご予算に応じて小物や帯を新調する、というプランをお勧めします。
冒頭で購入を勧めさせていただきましたが、成人式だからしょうがない準備しなくちゃ・・・このようなお考えが強い方は、なるべく低予算で済ませ、免許や車、学費等に気持ちを向けるのが現実的かと思います。
これはいい悪いではなく、価値観ですので、周りを意識しすぎないで、割り切った方が良いと思います。
心配な方はお嬢様にも意見を聞いてみると良いでしょう。
そうすれば、気に入ったのがあったけど、予算的には厳しい・・・という状況になっても親子共に割り切って予算内の振袖に変更もできるでしょう。
【振袖を準備する『気持ち』が大切!】
では、他にどのような理由があげられるでしょうか。
「娘にかけがえのない大切な思い出を残して欲しい」
「娘の晴れの姿が楽しみだ」
「家族の思い出を作りたい」
色々あるかと思いますが、20年間(振袖を準備する段階では18年間くらい)の子育ての中には、心があたたまる素敵な想いでもあれば、人様には相談しにくいような苦労も沢山あったと思います。
二十歳という年齢を、人生の節目と捉えるのであれば、それはご両親にとってもとても大切な節目でもあり、かけがえのない思い出の1ページでもあるのです。
成人年齢は法的には変われど、日本に息づいたハタチという人生の節目とどう向き合うか、ここが振袖選びの最も重要なポイントではないかなと思うのです。
もう5年位前になりますが、着物イラストレーターのきくちいま先生のお話をお伺いすることがあり、その時の仰っていた言葉をご紹介します。
「そもそも振袖は娘が選ぶもんじゃない。お金を出す親なりおばあちゃんたちが選んであげるべきだ」
「成人式は親にとって子育ての区切り。こういう娘であって欲しい、という親の願いを込めて準備して、それを娘が受け入れてあげるのが、本来の在るべき姿だと思います」
昔は、こういうケースが多かったのではないでしょうか。
もう数年前の話なので間違っていたら申し訳ありませんが、だいたいこんなニュアンスの内容だったと記憶しています。
これは一つの価値観なので、そうじゃないと思う方もいらっしゃるとは思いますが、大切なのは、『どういう気持ちで振袖を準備して』、『それをお嬢様がどんな気持ちで受け取ったのか』、ここを抜かしてしまうと、ただただ「成人式だから振袖を準備した」「成人式だから振袖着た」ということになってしまうのではないかと思いますので、家族会議とまでいかずとも、「こういう気持ちで振袖を準備したんだよ」という気持ちはお嬢様へ伝えてあげたら、その時はもしかしたらわからなくても、いつかお嬢様が親の立場になった時に「あの時のお母さんの言葉はこんないみがあったんだな」と改めて感じる日が来るかもしれませんね。
「あなたのために振袖用意しておいたからね」
お嬢様が納得できるのであればこのような選び方も、親子どちらにとっても良い思い出にもなるのではないかなと考えます。
【ハレ(晴れ)とケ(褻)】
少々難しい言葉ですが、簡単に言うと『非日常=ハレ』と『日常=ケ』のことです。
詳細を知りたい方はWikipedia
振袖は当然『ハレ』ですね。
着物を毎日来て過ごしていた時代であっても、振袖は普段着る着物ではなく、儀礼や祭などの際に着る特別な着物です。
普段着物を着ない生活をしている人にとってはなおさら特別な衣装ですよね。
昔の人は、ケ=日常、つまり普段の生活の中ではつつましやかな衣食をして質素倹約であっても、ここぞというハレ=非日常、では特別な気持ちを込めて綺麗に着飾ったり、豪華な食事を用意したりと、今でもそういう部分はないわけではありませんが、今よりももっとハレとケのギャップは強かったでしょう。
良く、そんなに着ないのにもったいない、その時だけだから簡単に・・・
というお声もありますが、良いか悪いかは置いておいて、普段ではない『ハレ』の時だから、その時しかない特別な時間だから、『ハレの気持ち』や『ハレの時間』を表現するものなのだと思います。
振袖の華やかさは、何年見続けても本当に素晴らしいと感じますし、その気持ちは年々増しています。
借りてすましたものでなく、自分のサイズにきちんと縫ってあって、ご両親の愛情が沢山詰まった振袖であれば、『特別な感情』をいだくのも至極当然かと思います。
着物の中でも、振袖に込められたパワーは特別です。
『購入という形でしか味わうことができない、着物の魅力がある』
まだまだ創業して50年にも満たない着物屋ではありますが、そこは自信を持って言うことができます。
【レンタルをおすすめするお客様】
前述もいたしましたが、「成人式だから着る」というだけの理由の場合や、成人式以外でまったく着るつもりがない方です。
着るつもりはなかったがやっぱり買っておいて良かった、こんなエピソードあるにはありますので一概には言えませんが、着る気がないのにわざわざ買うのも気が引けますよね。
振袖レンタルは、基本的に成人式に貸し出しになるため、同じ振袖を同年度の方にレンタルすることが絶対に出来ません。
会社側の考えになりますが、1年に1度しかレンタルするチャンスが無いのです。
つまり、1年に1度レンタルできるかどうかという少ない頻度の商品の場合、価格を安く設定しにくい都合がどうしても存在します。
レンタルが割高に感じてしまう理由はここにあります。
それでも購入するよりは安くはなりますので、成人式以外に着る気持ちが全くないのであればレンタルが妥当でしょう。
また、ママ振袖の場合振袖を選ぶという楽しみは無くなります。
帯や小物合わせはあるにしても、着る振袖は決まっているので、「好きな振袖を選ばせてあげたい」「好きな振袖を着たい」、そのようなお考えがある方にとってはレンタルの方がお勧めですね。
【レンタルの前に考えていただきたい選択肢】
レンタルもおススメではありますが、その前にご検討していただきたいことはお母様の思い出の振袖を着るという、いわゆる『ママ振袖』です。
大切な思い出が詰まった振袖を着ることで、レンタルをするよりも振袖の本質的な良さに触れていただく事ができます。
振袖の華やかさは、華美に着飾るものではなく、『ハレ』の気持ちや時間を表現するための物であり、日常でない、特別な『ハレ』だからこそ、特別な思い出が詰まっていきます。
お母様も、お嬢様も、そしてなによりおばあちゃまも、きっと嬉しい気持ちになることでしょう。
中には親子三世代にわたって着たお客様もいらっしゃいました。
背格好や好みなど諸問題をクリアしなければなりませんが、みはしとしてはおすすめの成人式の迎え方であると思っています。
過去の記事:大切な思い出がよみがえるみはしのママ振袖
【最後に】
今回、『振袖を買う』という選択肢について、一つの考えをお伝えさせていただきました。
着物、特に振袖はその華やかさから『ファッション性』が取りざたされることが多くありますが、『ハレの着物』であるからこそもつ日本が育んできた『文化性』にもっと焦点が当たって欲しいなと思っています。
当然買うとなれば大金がかかります。
どんなに少なく見積もっても10万より安く済むことは殆どあり得ないことかと思います。
平均的な相場で言えば30万~40万円という金額は覚悟が必要です。
もちろん大金を出すだけの価値はあるという確信はありますが、30万円といえば、焼肉何回食べれるかな~・・・なんて考えてしまうと・・・
おっと、振袖と焼肉を比べるのもやぼな話ですね・・・
ともかく、お嬢様だけでなく、ご両親だけでなく、みんなが納得して、「良かったね」と思える形で決着できることが一番大切ですので、情報は早めに仕入れて、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんもみんなでよく話し合ってみてください。
振袖選びを通じて、きっと素敵な思い出を作ることができると思いますよ!
【お問い合わせはこちらから】
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京呉服みはしのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
成人式を控え、どうしようか迷っている方にとって、私共が発信する情報で少しでもお役に立てることがありましたら嬉しく思います。
沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、片品村、そして高山村や中之条、吾妻など、地域の皆様に支えられ43年。
着物専門店として、成人式を少しでも納得して、思い出深い素晴らしい節目となりますよう精一杯の対応をさせていただきます。
購入を考えている方、レンタルを考えている方、お母様の思い出の振袖を考えている方、成人式や振袖のことなら「京呉服みはし」にお任せください!!
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