群馬県沼田市で成人式の振袖をお探しの方へ。一生に一回の成人式は、振袖・着物専門店のみはしにお任せください。

たたむ前の準備

まずは、着物の部分的な名称を解説します。


次に、たたむ時に折る線・目安となる部分の名称です。

イラストは分かりやすいように、裏地や八掛を省いています。

色分けは緑色が表、白が裏です。

平らな広い場所で

慣れれば少し狭い場所でもたためますが、慣れないうちは着物をバサッと広げられるくらいの広い所でたたみましょう。

カーペットや絨毯の上でたたむ場合は、コロコロできれいにしてからたたみましょう。

衣裳敷きがあると、ほこりや汚れが着物に付かないので便利です。

たたみ方のポイント

縫い目に沿ってたたむイメージです。

衿の部分以外は、縫い目以外に折り目が付かないようになっています。


着物を広げる向きは、衿を左側にして横に広げます。

裾(右側)から衿（左側）に向かってたたむのが基本です。

着物のたたみ方

まずは衿を左側にして広げます。

①右脇縫い線をたたむ

広げた着物の手前側にある下前の身頃と衽部分を、右脇縫い線に沿ってたたみます。

一気にたたまなくても大丈夫です。

裾の方から折り始めて、衿の方まで2回くらいに分けてたたみましょう。


★①手順完成時の状態


振袖の袖は長いので、たたみやすいように右袖(手前側)を折り返しています。

訪問着や色無地などお袖が短い場合は広げたままで大丈夫です。

②衽の部分を折り返します

裾の方は縫い目を折りますが、衿の方に行くにつれて縫い目から少しずれていきます。

ほとんどの場合、元々たたんであった線が残っています。



右側（裾）の衽の縫い目から折り線に沿って 衿の方まで折り返しましょう。


★②手順完成時の状態

③上前の端を下前の端に合わせる

上前の褄先（広げた着物の向こう側の端）を下前の褄先（先ほど折り返した部分）に合わせます。

ここが間違えやすいところです。

【間違えやすいポイント１】
上前の褄先を、右の脇縫い線（広げた着物の一番下）まで持ってきてしまう。


【間違えやすいポイント2】
裾の端と端を合わせずに、左縫い線で折ってしまう。


なぜここを間違えるとだめなの？
この時にたたみ方を間違えてしまうと、一番目立つ上前の部分に折り線がついてしまいます。

正しくたためていると、脇縫いや衽の付け線などの縫い目だけが折られた状態になるので着た時にきれいです。

間違ったたたみ方のまま長くしまっておくと、アイロンをかけても取れない跡になってしまうので注意しましょう。


衿の部分は元々たたんであった線が付いています。


衿の中心を谷折りにして左右を合わせて折りたたみます。



衿までたためたら、裾の方が崩れていないか確認してずれているようなら整えましょう。


★③手順完成時の状態

④左の脇縫い線を手前の脇縫いに合わせる

左の脇縫い線（向こう側）を手前に引き寄せながら右の脇縫い線（手前側）に合わせて重ねます。

この時に、自然に折られている線を持ってたたまないように注意してたたみましょう。

端を持ちたくなりますが、折るのは必ず縫い目です。


★④手順完成時の状態

⑤左袖をたたむ

左袖はそのまま上に折り返します。


★⑤手順完成時の状態

右袖をたたむ

右袖は反対側の方へ折りたたみます。

右袖の部分も、慣れていないとちょっと大変なところです。

肩の部分(★1)と振りの部分(★2)を持ち、右袖(★3)も一緒に持ちながら着物を浮かせておりたたむイメージです。


★⑥手順完成時の状態


この時点で、身頃などを仮に折りたたんでおくとやりやすいです。


ずれないように裾も一緒に持ちましょう。

もしくは、最初の手順①の時に、右袖をあらかじめ折りたたんでおくと楽です。

⑥身頃を半分（三つ折り）にたたむ

最後に身頃を半分にたたみます。

振袖の場合は半分に折った時にお袖がはみ出ますので、身ごろに沿って折り返します。


★⑥手順完成時の状態


きもの用のタンスはだいたい半分にたたんだサイズになっています。

持ち運ぶときは三つ折りの方が運びやすいですが、しまう時は二つ折りがおすすめです。


長くたたんであった折り線は、アイロンをかけても消えにくいものです。

二つ折りにした線は着ると隠れてしまう所ですが、三つ折りの線は膝の上あたりにあるので目立ってしまいます。

特に柄の少ない着物はしわや折り目が目立ちますので気を付けましょう。


タンスの関係などで三つ折りでしまう方は、着物枕を使うと線が付きにくいのでおすすめです。

たとう紙に入れて完了!

たとう紙は茶色い点々が出てきたら湿気を吸っているサインです。

気が付いたら新しい物に変えましょう。