みはしのブログ
2021年08月16日
振袖
こんにちは、みはしスタッフの平原です。
今回は、「十年ひと昔・・・振袖の流行を振り返ると見えてくるものとは?」という事で、過去の振袖の流行を振り返ってみて見えてくることや、そもそも振袖を選ぶときに流行は重要な要素なのか?という事を考えてみたいと思います。
当ブログの過去記事「振袖に流行はある?ママ振袖は古い?」でも触れていますが、民族衣装で未婚女性の第一礼装である振袖も、身に纏うものである以上ファッションとしての要素は切っても切り離せない部分です。
いつの時代も、晴れの日の衣装には用意する家族や着る本人の気持ちや思い入れが強く表れるものですが、振袖は、特に若い女性が着るものであることと、ここ最近のレンタル振袖の普及でどんどん多様化が進んでいる印象です。
今回は、最新のみはしの振袖パンフレットと、十年前のみはしのパンフレットを見比べてみて、十年でどのくらいの違いがあるのか具体的に見ていきたいと思います。
こちらの画像は、約十年前に当店で使用していた振袖のパンフレットの一部です。
最近は少し少なくなっている印象のラブリーな印象のピンクや、明るいブルーに、レースやフリルをあしらった帯揚げや帯締めなどの小物合わせが印象的です。
最近人気の白の振袖や、今よりも多かった黒の振袖も、着物の柄はそこまで「古い」という印象はありませんが、小物の雰囲気が少し違うかな?という感覚です。
バラなどの洋花がたくさん図案に使われている振袖も多かったですね。
対して、最新のパンフレットは こちらから ご覧になれます。是非見比べてみて下さい。
いかがでしょうか?
ガラッと変わった、という事は無いのですが、この一、二年で少しシックな色味、ペールトーンのお振袖が増えてきたこともあり、「流行が変わった」というよりは「選択肢が増えた」という感じです。
洋服と違って、振袖の流行は一年で大きく変わるということはなく、(小物などは着物よりは変化が分かりやすいですが)だんだんと、すこーしずつ移り変わっていくという印象です。
流行の移り変わりがゆっくりとは言え、全くないとは言えないので、例えば30年前に「最新」「流行」であったものと今の「最新」「流行」の振袖とは大きく雰囲気が異なります。当たり前ですが、今からさかのぼればさかのぼるほど、「最近の振袖っぽさ」は薄れていくことになります。
ただ、「あまり流行に左右されない振袖」というものは存在します。
それは、「古典」の柄の振袖で、色で言えば「赤」です。
冒頭で、「そもそも振袖選びに流行は重要なのか」と書きましたが、実際は、流行を取り入れなくても振袖を選ぶことはもちろんできます。
「古典柄」の「赤」の振袖は、多くの人が「振袖」と聞いてイメージしやすいスタンダードな振袖の代表であり、年月に左右されない振袖の代表格だと思います。
実際、過去のパンフレットで掲載されている「古典・赤」の振袖と、最新パンフレットの「古典・赤」を見比べてみても、遜色ありません。
上に挙げた写真は、どちらも「古典・赤」の振袖です。どちらが最新版のパンフレットの掲載振袖だと思われますか?
答えは、下の写真の物です。
上の写真は十年前のパンフレットのものですが、好みは別にして「どちらが新しいか」という面では正直見分けるのは難しいです。
このタイプの振袖が好き!着てみたい!という方にとっては、流行に関してはあまり意識せずとも満足できる振袖選びができると思います。
みはしでは、流行の振袖だけでなく、こういった古典タイプの振袖も数多く取り揃えております。
ここまでで、
「流行はゆっくり移り変わっている」
「流行に左右されにくい振袖もある」
ということを書いてきました。
では、実際にこれから振袖を選ぶ場合、何を基準に選べばいいのか?というお話になると思いますが、結局は「着る方の気持ち」ではないかと思います。
「この振袖を成人式に着たい」と思える振袖と出会えることが、一番望ましいことですよね。
もちろん、ご予算の都合やお嬢様が振袖を着ないという選択をされる場合もあるかと思います。
それぞれのご家庭の事情の中で、できる範囲でお嬢様の希望を叶えてあげられることができれば、一番後悔のない選択ができるのではないかなと思います。
みはしのお客様の中で、お嬢様と一緒に振袖選びにご来店いただいたお母様方からたまに聞こえてくるお話なのですが、
「私は成人式のとき親戚のおさがりで、あんまり好きじゃない振袖を着たんです。だから娘には気に入ったもの選んでほしいと思って・・・」
というような内容のことを意外と多くの方から伺います。
時間が経っても、納得していない事や残念だった事は、記憶に残るものなのだなあと感じると同時に、お嬢様には同じ思いをしてほしくないと思っていらっしゃるお母様方が多いと感じます。
一生に一度のことだから、できるだけ悔いの残らないように、という親心ですね。
かと言って、「好きなの選んでいいよ」と言われるお嬢様のほうは、「着物って良く分からないから、漠然と好きなのって言われても・・・」と戸惑ってしまわれる方もいらっしゃると思います。
ですので、可能であれば、お嬢様を一番近くで見守ってきたご家族の方が、一緒に振袖を選びにお店に出向かれるのがベストだと思います。
みはしの場合、お嬢様が振袖の試着をしていただいている間は、ご家族には良く見える特等席で見守って頂き、「似合うかな?」「こっちはどう?」と相談しながら振袖選びを進めていきます。
その際に、担当スタッフが、お嬢様自身のお好みや、ご家族からみた「似合う」イメージなど総合してご提案をさせていただくので、お嬢様にとっても、ご家族にとっても、納得して振袖に思い入れを持っていただけると思っております。
ご家族でのご来店をご検討いただきやすい夏休みのこの時期に、ぜひご来店いただきたいと思います。
当店でのコロナウイルス感染防止対策は以下の通りです。
□適度な換気および空気清浄機・空間清浄機の稼働
□スタッフは37.5℃以上の発熱がある場合は自宅待機
□接客の際には必ずマスクを着用
更に振袖来店のお客様に関しては原則、完全ご予約制とさせていただいております。
ご予約希望のお時間にすでにご予約が入っていた場合にはお時間の変更をお願いさせていただいております。
ご予約制とご存知なくご来店された場合には、店内の混雑状況により対応させていただきます。
消毒液による手指の消毒
をお願いしております。
感染防止対策のためご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
ご来店予約はこちらから
お問い合わせはこちらから
お電話でのお問い合わせは、0120154384 から受け付けております。(受付時間10:00~18:30 水曜日定休)
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
みはしは、「着物で笑顔のお付き合い」をモットーに、
群馬県沼田市、みなかみ町、川場村、昭和村、片品村、高山村、中之条、吾妻などの地域のお客様にご愛顧頂いている地域密着型のお店です。
振袖の事、着物の事、クリーニングやお直し、着物の保管など、何でもご相談下さい。
お客様の笑顔を全力でサポートさせていただきます。
今回は、「十年ひと昔・・・振袖の流行を振り返ると見えてくるものとは?」という事で、過去の振袖の流行を振り返ってみて見えてくることや、そもそも振袖を選ぶときに流行は重要な要素なのか?という事を考えてみたいと思います。
「流行」と「振袖」
当ブログの過去記事「振袖に流行はある?ママ振袖は古い?」でも触れていますが、民族衣装で未婚女性の第一礼装である振袖も、身に纏うものである以上ファッションとしての要素は切っても切り離せない部分です。
いつの時代も、晴れの日の衣装には用意する家族や着る本人の気持ちや思い入れが強く表れるものですが、振袖は、特に若い女性が着るものであることと、ここ最近のレンタル振袖の普及でどんどん多様化が進んでいる印象です。
今回は、最新のみはしの振袖パンフレットと、十年前のみはしのパンフレットを見比べてみて、十年でどのくらいの違いがあるのか具体的に見ていきたいと思います。
十年前の振袖の流行・傾向
こちらの画像は、約十年前に当店で使用していた振袖のパンフレットの一部です。
最近は少し少なくなっている印象のラブリーな印象のピンクや、明るいブルーに、レースやフリルをあしらった帯揚げや帯締めなどの小物合わせが印象的です。
最近人気の白の振袖や、今よりも多かった黒の振袖も、着物の柄はそこまで「古い」という印象はありませんが、小物の雰囲気が少し違うかな?という感覚です。
バラなどの洋花がたくさん図案に使われている振袖も多かったですね。
対して、最新のパンフレットは こちらから ご覧になれます。是非見比べてみて下さい。
いかがでしょうか?
ガラッと変わった、という事は無いのですが、この一、二年で少しシックな色味、ペールトーンのお振袖が増えてきたこともあり、「流行が変わった」というよりは「選択肢が増えた」という感じです。
洋服と違って、振袖の流行は一年で大きく変わるということはなく、(小物などは着物よりは変化が分かりやすいですが)だんだんと、すこーしずつ移り変わっていくという印象です。
流行の移り変わりがゆっくりとは言え、全くないとは言えないので、例えば30年前に「最新」「流行」であったものと今の「最新」「流行」の振袖とは大きく雰囲気が異なります。当たり前ですが、今からさかのぼればさかのぼるほど、「最近の振袖っぽさ」は薄れていくことになります。
ただ、「あまり流行に左右されない振袖」というものは存在します。
それは、「古典」の柄の振袖で、色で言えば「赤」です。
今も昔も変わらない良さがある「古典柄の振袖」
冒頭で、「そもそも振袖選びに流行は重要なのか」と書きましたが、実際は、流行を取り入れなくても振袖を選ぶことはもちろんできます。
「古典柄」の「赤」の振袖は、多くの人が「振袖」と聞いてイメージしやすいスタンダードな振袖の代表であり、年月に左右されない振袖の代表格だと思います。
実際、過去のパンフレットで掲載されている「古典・赤」の振袖と、最新パンフレットの「古典・赤」を見比べてみても、遜色ありません。
上に挙げた写真は、どちらも「古典・赤」の振袖です。どちらが最新版のパンフレットの掲載振袖だと思われますか?
答えは、下の写真の物です。
上の写真は十年前のパンフレットのものですが、好みは別にして「どちらが新しいか」という面では正直見分けるのは難しいです。
このタイプの振袖が好き!着てみたい!という方にとっては、流行に関してはあまり意識せずとも満足できる振袖選びができると思います。
みはしでは、流行の振袖だけでなく、こういった古典タイプの振袖も数多く取り揃えております。
最終的に大切なものは・・・「着る人の個性」!
ここまでで、
「流行はゆっくり移り変わっている」
「流行に左右されにくい振袖もある」
ということを書いてきました。
では、実際にこれから振袖を選ぶ場合、何を基準に選べばいいのか?というお話になると思いますが、結局は「着る方の気持ち」ではないかと思います。
「この振袖を成人式に着たい」と思える振袖と出会えることが、一番望ましいことですよね。
もちろん、ご予算の都合やお嬢様が振袖を着ないという選択をされる場合もあるかと思います。
それぞれのご家庭の事情の中で、できる範囲でお嬢様の希望を叶えてあげられることができれば、一番後悔のない選択ができるのではないかなと思います。
みはしのお客様の中で、お嬢様と一緒に振袖選びにご来店いただいたお母様方からたまに聞こえてくるお話なのですが、
「私は成人式のとき親戚のおさがりで、あんまり好きじゃない振袖を着たんです。だから娘には気に入ったもの選んでほしいと思って・・・」
というような内容のことを意外と多くの方から伺います。
時間が経っても、納得していない事や残念だった事は、記憶に残るものなのだなあと感じると同時に、お嬢様には同じ思いをしてほしくないと思っていらっしゃるお母様方が多いと感じます。
一生に一度のことだから、できるだけ悔いの残らないように、という親心ですね。
かと言って、「好きなの選んでいいよ」と言われるお嬢様のほうは、「着物って良く分からないから、漠然と好きなのって言われても・・・」と戸惑ってしまわれる方もいらっしゃると思います。
ですので、可能であれば、お嬢様を一番近くで見守ってきたご家族の方が、一緒に振袖を選びにお店に出向かれるのがベストだと思います。
みはしの場合、お嬢様が振袖の試着をしていただいている間は、ご家族には良く見える特等席で見守って頂き、「似合うかな?」「こっちはどう?」と相談しながら振袖選びを進めていきます。
その際に、担当スタッフが、お嬢様自身のお好みや、ご家族からみた「似合う」イメージなど総合してご提案をさせていただくので、お嬢様にとっても、ご家族にとっても、納得して振袖に思い入れを持っていただけると思っております。
ご家族でのご来店をご検討いただきやすい夏休みのこの時期に、ぜひご来店いただきたいと思います。
コロナ対策とご来店時のお願い
当店でのコロナウイルス感染防止対策は以下の通りです。
店舗内・スタッフの対策
□除菌剤や消毒液による店内消毒□適度な換気および空気清浄機・空間清浄機の稼働
□スタッフは37.5℃以上の発熱がある場合は自宅待機
□接客の際には必ずマスクを着用
更に振袖来店のお客様に関しては原則、完全ご予約制とさせていただいております。
ご予約希望のお時間にすでにご予約が入っていた場合にはお時間の変更をお願いさせていただいております。
ご予約制とご存知なくご来店された場合には、店内の混雑状況により対応させていただきます。
ご来店のお客様には
マスクのご着用消毒液による手指の消毒
をお願いしております。
感染防止対策のためご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
ご来店予約はこちらから
お問い合わせはこちらから
お電話でのお問い合わせは、0120154384 から受け付けております。(受付時間10:00~18:30 水曜日定休)
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みはしは、「着物で笑顔のお付き合い」をモットーに、
群馬県沼田市、みなかみ町、川場村、昭和村、片品村、高山村、中之条、吾妻などの地域のお客様にご愛顧頂いている地域密着型のお店です。
振袖の事、着物の事、クリーニングやお直し、着物の保管など、何でもご相談下さい。
お客様の笑顔を全力でサポートさせていただきます。
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