みはしのブログ
今回のブログでは、これから振袖を準備される皆様に向けて、みはしとは一体どういうお店なのか、会社なのか、少しでもみはしのことを知っていただく事で身近に感じていただけたらという想いで、みはしについて、そして最後には今回のブログを担当しているみはしの3代目を予定している平原将吉の生い立ちについて少しご紹介させていただけたらと思います。
■京呉服みはしの成り立ち
京呉服みはしは、水戸で三橋さんが商いするミハシという着物屋さんと親戚関係にあり、のれん分けをする形で桐生の地にて商売がスタートしました。
1977年(昭和52年)に沼田に2号店という形で出店をし、その5年後の1982年(昭和57年)に(株)みはし沼田店として別法人となりました。
沼田市で商売をしている着物屋さんの中において、みはしは若造ではありますが、商品の取り扱い量、先進性、対応力等、どこをとっても利根沼田では1番という自負は持っていますし、実績も十分に積み重ねてきました。
また、日本きものシステム協同組合という、着物業界の中では規模、活動実績共にナンバーワンとも呼び声高い組織に1999年(平成11年)より加盟し、常に最新情報を元に店舗の運営に努めてきました。
この組合に所属しているのは群馬県でもみはしを含めて3社(内1社は本店を足利に構える会社)で、同エリア内での新規加盟は原則できない決まりとなっていて、入りたい会社がどこでも入れるという組合ではありません。
■沼田まつりとの歩み
沼田といえば、「おぎょん」つまり沼田まつりが大きな文化として根付いております。『蚕すんだら 沼田のまつり つれていくから 辛抱おしよ』と唄われるほど、利根沼田に住まう人々の心に沼田まつりが沁みついていることがうかがえますね。
私自身も物心つく前より祭支度をし、地域の大人たちに手を引かれ上之町のまんど(山車)にくっついておりました。
大人になった今では地域内外の子供たちが楽しめるようにまんど(山車)の運営に務めています。
みはしが店舗を構える上之町は、今となっては商店街としてはかなりの店舗減となってしまいましたが、かつては周辺地域からも買い物客が集中するような大きな商店街でもありましたし、沼田まつりにおいても、山車や神輿の運行がある中心地ですので、沼田まつりが近づくにつれ店内もにぎやかさが増し、おまつり中には店内は浴衣の着付けや買い物客で、店外はおまつりの物見客で大変賑わっています。
■地域の着物文化を支えていきます
みはしはこの利根沼田地域において、着物にまつわるお困りごとがあった際、いつでも駆け込んで相談できる着物コンシェルジュのような役割を担っていると思っています。
着付けや仕立て、着物全般の豊富な知識をもってお客様のご要望に応えることができる着物屋さんがあれば、着物を着たいと思った時や着物を着た後でも「何かあればみはしさんに行けば大丈夫」というように安心して着物を着ていただけると思っています。
成人式についても、毎年100組以上の新成人の着付けを受けております。朝から大賑わいとなる1年の中でも恒例となる大きなイベントとなります。お嬢様同士はもちろんのこと、お母様同士でも昔を懐かしむように話に華が咲いています。
昨年のコロナ禍での成人式のお支度は、待合スペースを無くし、お客様同士の会話が少なく寂しい気もしましたが、状況を考えると致し方ありません。早くいつものような成人式を迎えられるようになることを願うばかりです。
■3代目(予定)の平原将吉です!
みはしでは現在2代目の店主として平原功がおります。そして近い将来、私、平原将吉が3代目として皆様の前に立つべく準備を進めております。
みはしでのブログでも私なりの視点で成人式の開催意義や染め織りの魅力についてご紹介させていただいておりますので、もしご興味がありましたらお読みくださいませ。
みはしでは「着物で笑顔のお付き合い」というスローガンを掲げ、お客様との関係を大切にしております。
そこは時代が変われど、変わらずに大切にしていきたい部分です。
そして、これからは、目の前のおきゃく様だけでなく、利根沼田という地域全体と着物を通じて笑顔のお付き合いができるように様々な視点で考えていければと思っています。
「地域」というキーワードについて、私自身の地域や様々な人との繋がりの中で得た経験が強く影響しています。
ということで、私の人物像を知っていただく事で、みはしの考えやスタンスを感じていただけるのではと思いますので、少しご紹介させていただきます。
平原 将吉(ひらはら まさよし)
父は沼田市、母が桐生、平原の姓は母方になります。
私自身は生まれも育ちもバリバリの沼田っこです!
小さいころから沼田まつりのお囃子の音色を聞きながら育つ。
小学校~高校までテレビゲームにあけくれる
そのお蔭もあってか、世の中の流行などにあまり興味が持てず、特に中学高校あたりの記憶が薄い(汗)
大学に入り、所属したテニスサークル(テニスはちゃんと真面目にやる、決してチャラいだけのサークルではありません!)にて、人前でしゃべる、自分の個性をさらけ出す、チームをまとめるなど、勉学以外においてはとても良い経験ができました。勉学については・・・ノーコメントでお願いします(笑)お酒が好きになったのもこのころの影響が強いですね。
大学卒業後、三重県の着物屋さんで2年間修行。
沼田に帰る事が決まり、当時お付き合いしていた現在の妻にプロポーズ、結婚が決まる。
店長としてみはしへ帰る
長男、次男、長女と3人の子供に恵まれ今に至ります。
現在は、京呉服みはしとPhotostudioGIFTにて店長として業務を執り行っています。
そして、沼田に帰ってきてから、地域との繋がりを自分なりに大切にしてきました。
沼田まつり、消防団、JC(沼田青年会議所)、PTA
色々大変なことはありますが、お陰様で利根沼田の中に沢山のつながりができ、利根沼田という地域で生活しているという強い実感とともに充実した日々を送っています。
現店主である父もまつり、消防団、JC、PTAと様々な組織に所属し、地域との繋がりの中で仕事をしておりましたので、そんな背中に影響を受けたのかもしれません。
また、地域外においても多くの繋がりができました。
日本きものシステム協同組合、アチーバスジャパン、知覧さくらまつりFor You研修(研修の紹介動画です)
地元の繋がりとはまた違った世界の広がりを感じるきっかけになりました。全てのつながりが今でも色濃く残っているわけではありませんが、それでも今の平原将吉という人間の形成に大きく影響している繋がりです。
また、仕事を通じて様々な着物の産地を訪れ、職人さんの声を聞き、その熟練の手仕事を間近で見てきました。
※以下に使用している写真の撮影者は全て平原です。
沖縄(琉球)の染織などはその歴史的背景を含めとても興味深く、関連書籍や資料などもそれなりの数になりました。
全国の染物、織物などの魅力を伝えられるように更に勉強していきたいと思います。
関連ブログ
・3代目ブログ
・成人式は何の為にやるのか
これからは今まで培ってきた知識や経験、繋がりの中で、着物の文化を子供達の教育に活かせるようなことができないかな、地域を巻き込んだプロジェクトができないかな、自分たちで商品づくりができないかな・・・等々、沢山の妄想を少しずつ実現ししていき、地域に根差したお店作りをしていきたいと考えています。
以上が平原将吉のご紹介となります。
地域と共に生きる企業、京呉服みはしを今後とも宜しくお願い致します。
京呉服みはしの最新スタジオがグランドオープン!!
京呉服みはしのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
成人式を控え、どうしようか迷っている方にとって、私共が発信する情報で少しでもお役に立てることがありましたら嬉しく思います。
沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、片品村、そして高山村や中之条、吾妻など、地域の皆様に支えられ43年。
着物専門店として、成人式を少しでも納得して、思い出深い素晴らしい節目となりますよう精一杯の対応をさせていただきます。
購入を考えている方、レンタルを考えている方、お母様の思い出の振袖を考えている方、成人式や振袖のことなら「京呉服みはし」にお任せください!!