みはしのブログ
2020年08月13日
振袖
こんにちは、みはしスタッフの平原です。
お盆休みに合わせて、近々前撮りをする予定という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
みはしの併設スタジオGIFTでも、成人式や七五三の前撮りをされる方がちらほらご予約・ご来店頂いています。
最近は、前撮りで生まれて初めて振袖を着るという方が圧倒的に多いと思いますが、今回はそんな時に浮かぶであろう疑問点に注目してみたいと思います。
が、今はなかなかお願いできる方がまわりに居ないと言う事の方が多いようです。
となると、選択肢としては
・振袖の着付け可 の美容室
・振袖を買ったりレンタルしたお店
・出張着付けサービス
(・前撮りであれば、写真を撮る写真館)
いずれもプロに依頼することになるかと思います。
気になるお値段のほうは、一般的には5,000円~20,000円程度と言われており、お店ごとに異なります。
また、成人式当日の着付けに関しては早朝料金がかかったりと、ふだんの料金から変動している場合もありますのでしっかり確認することが必要です。
ちなみにみはしの場合は、お買い上げいただいた振袖に関してはご本人、ご家族様が着用される場合、基本的には無料で着付けをさせていただいております。
(成人式当日以外は、早朝の場合早朝料金をいただいております)
美容室等での着付けを依頼する場合は、ヘアメイクも込みのプランなどがある場合もありますので、そのあたりもチェックしつつ、時間や場所、金額の希望に合う方法を選んでいただければと思います。
その為、その着付けにかかる時間に関しても読めないと感じる方は多いのではないでしょうか。
振袖の着付けは、複雑な飾り結びをすることもあり、他の着物などよりも時間がかかることが多いです。
(振袖以外のお着物では、決まった結び方=お太鼓結びにすることが圧倒的に多いのです。)
通常の着付けではだいたい2,30分程度で着あがりますが、振袖ですと40~50分といったところ。思ったより短いでしょうか?長いでしょうか?
ご予定を立てる際の参考にしていただければと思います。
着付けが終わるまでは基本的に立ったままですので、お食事や睡眠がとれていないとこの時点で気分が悪くなってしまったりする方もまれにいらっしゃいます。
ですので、振袖を着るとわかっている日の前日は是非早めに休んでいただき、当日は何か少しでもおなかに入れて来ていただくことをお勧めいたします。
他にも、小さなことですが着付けに入る直前にお手洗いを済ませておくのも大事なポイントです。
お袖の長い振袖は、普段ならなんでもない所作も「あれ?どうやるんだっけ?」となってしまいがち。
慣れないうちは、できたら振袖を着ている間にお手洗いに行く回数は少なくしたいと思われる方が多いので、着付けの担当者の方からも「お手洗いいかれますか?」と声をかけられたりすることもあります。
着付けの途中で「ちょっとお手洗いに・・・」ということになると、着付けの「流れ」が止まってしまいますし、例えば帯結びの途中ですとタイミングによっては帯を外してお手洗いに行き、巻くところからやり直し・・・となってしまうこともあります。
当然時間も余分にかかりますし、いいことはありません。
ですので、着付けスタートの直前には遠慮なさらずにぜひ時間を取って頂きたいと思います。
その他に「早め」がいいことと言えば、「着心地」について。
着物は構造上、紐やベルト等をつかって上に上に重ねて着用していきます。
私の経験上のお話で恐縮ですが、人に着付けをしてもらった場合、最初に“紐が肌に当たって痛い・・・”と思った部分というのは、残念ながら着ているうちに程よくなってくることはほとんどありません。
脱ぐまでそのまま「不快」なことがほとんどです。
「着物はきついもの、我慢して着るもの」
と思っていたり、そもそもほとんど着たことがない方にとっては「どの程度なら緩めてもらっていいのか」というのは判断が難しいと思います。
ですが、気持ち悪くなってしまうほどの締め付けは後々倒れてしまったりなど、せっかくの晴れの日が台無しになってしまいかねません。
我慢せず「つらい、少し緩めてほしい」と言って頂きたいです。
「きつい・苦しい」の感じ方は人それぞれ。着付けをしてくれる方とお話をしながら、ちょうどいい塩梅になるように着付けに積極的に参加していただけたらと思います。
振袖の着付けでは、その他の着物の着付けでは使わないものが必要だったり、同じ用途の道具でも形が違ったりと若干変則的です。
過去の記事「2020成人式持ち物リスト」にも詳しく記載していますが、
・振袖
・袋帯
・長じゅばん(半襟を縫い付けておく)
のメインアイテムの他に、
・帯締め
・帯揚げ
・重ね衿
といった小物や、
・お草履
・バック
・ショール
・足袋
これらの小物も必要になってきます。
そして、以下は和装小物と呼ばれるもので表からは見えないお道具になります。
・肌着
・裾除け
・腰ひも 3~5本
・伊達締め
・マジックベルト
・コーリンベルト
・ストッキング
・四重仮紐(または三重仮紐)
・前板
・ガーゼ付き帯枕(蛤型)
・衿芯
・和装ブラジャー
この他には、髪飾りや着付けが終わった後に着てきた服や靴を持ち帰る大きめの袋を用意しておくと良いと思います。
着付けに使うものを当日忘れてしまうと、取りにもどらなければいけなくなったりなど予定に大きな狂いが生じてしまうので忘れ物は厳禁です。
なぜかというと、万人にお勧めできる方法ではないから・・・です。
インターネットを覗けば、振袖を自分で着るための解説動画はたくさんあります。
文字通り、「着る」だけならば何度も何度も練習すればできるようになるとは思います。
ただ、「時間までに」「きれいに」「着崩れないように」着る技術を身に着けるとなると、それなりの習練が必要になります。
成人式や前撮りなど、自分が主役の場面では着付けの事だけに集中する・・・というのもなかなか難しいですよね。
専門的に学んでいる方でない限りは、あまりお勧めはできません。
ただ、成人式や前撮りがきっかけで着付けに興味を持って、自分でも着てみたい!と思って頂けることは、着物の販売に携わっている者としてはうれしい限りなので、興味のある方はぜひご相談いただきたいと思います。
ご来店予約は こちらから
お問い合わせは こちらから
お電話でのお問い合わせは 0120-154-384 まで
(受付時間 10:00~18:30 定休日 水曜日 )
2022年成人式当日 振袖着付け先行予約のお申込みは こちらから
みはしの感染症対策については こちら をご覧ください。
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みはしは、着物で笑顔のお付き合いをモットーに、
群馬県沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、高山村、中之条、吾妻地域のお客様にご愛顧いただいている地域密着型のお店です。
振袖のこと、着物のこと、クリーニングやお直し、着物の保管など、何でもご相談下さい!
お客様の笑顔を全力でサポートさせていただきます。
お盆休みに合わせて、近々前撮りをする予定という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
みはしの併設スタジオGIFTでも、成人式や七五三の前撮りをされる方がちらほらご予約・ご来店頂いています。
最近は、前撮りで生まれて初めて振袖を着るという方が圧倒的に多いと思いますが、今回はそんな時に浮かぶであろう疑問点に注目してみたいと思います。
そもそも、どこに頼んだらいいの?
昔は、親戚や近所の方に振袖の着付けをできる人がいたりすればその方に直接依頼して、ヘアメイクを美容室等でしたあと着付けをしにお家にきてもらったり、着付けをしてくれる方のお家に行ったり・・・ということも多かったようです。が、今はなかなかお願いできる方がまわりに居ないと言う事の方が多いようです。
となると、選択肢としては
・振袖の着付け可 の美容室
・振袖を買ったりレンタルしたお店
・出張着付けサービス
(・前撮りであれば、写真を撮る写真館)
いずれもプロに依頼することになるかと思います。
気になるお値段のほうは、一般的には5,000円~20,000円程度と言われており、お店ごとに異なります。
また、成人式当日の着付けに関しては早朝料金がかかったりと、ふだんの料金から変動している場合もありますのでしっかり確認することが必要です。
ちなみにみはしの場合は、お買い上げいただいた振袖に関してはご本人、ご家族様が着用される場合、基本的には無料で着付けをさせていただいております。
(成人式当日以外は、早朝の場合早朝料金をいただいております)
美容室等での着付けを依頼する場合は、ヘアメイクも込みのプランなどがある場合もありますので、そのあたりもチェックしつつ、時間や場所、金額の希望に合う方法を選んでいただければと思います。
どのくらい時間がかかるの?
振袖に限らず、着物全般を着ることは現代の生活様式の中ではとても機会が少ないと思います。その為、その着付けにかかる時間に関しても読めないと感じる方は多いのではないでしょうか。
振袖の着付けは、複雑な飾り結びをすることもあり、他の着物などよりも時間がかかることが多いです。
(振袖以外のお着物では、決まった結び方=お太鼓結びにすることが圧倒的に多いのです。)
通常の着付けではだいたい2,30分程度で着あがりますが、振袖ですと40~50分といったところ。思ったより短いでしょうか?長いでしょうか?
ご予定を立てる際の参考にしていただければと思います。
着付けって苦しい?何に気を付けるべき?
着付けが終わるまでは基本的に立ったままですので、お食事や睡眠がとれていないとこの時点で気分が悪くなってしまったりする方もまれにいらっしゃいます。
ですので、振袖を着るとわかっている日の前日は是非早めに休んでいただき、当日は何か少しでもおなかに入れて来ていただくことをお勧めいたします。
他にも、小さなことですが着付けに入る直前にお手洗いを済ませておくのも大事なポイントです。
お袖の長い振袖は、普段ならなんでもない所作も「あれ?どうやるんだっけ?」となってしまいがち。
慣れないうちは、できたら振袖を着ている間にお手洗いに行く回数は少なくしたいと思われる方が多いので、着付けの担当者の方からも「お手洗いいかれますか?」と声をかけられたりすることもあります。
着付けの途中で「ちょっとお手洗いに・・・」ということになると、着付けの「流れ」が止まってしまいますし、例えば帯結びの途中ですとタイミングによっては帯を外してお手洗いに行き、巻くところからやり直し・・・となってしまうこともあります。
当然時間も余分にかかりますし、いいことはありません。
ですので、着付けスタートの直前には遠慮なさらずにぜひ時間を取って頂きたいと思います。
その他に「早め」がいいことと言えば、「着心地」について。
着物は構造上、紐やベルト等をつかって上に上に重ねて着用していきます。
私の経験上のお話で恐縮ですが、人に着付けをしてもらった場合、最初に“紐が肌に当たって痛い・・・”と思った部分というのは、残念ながら着ているうちに程よくなってくることはほとんどありません。
脱ぐまでそのまま「不快」なことがほとんどです。
「着物はきついもの、我慢して着るもの」
と思っていたり、そもそもほとんど着たことがない方にとっては「どの程度なら緩めてもらっていいのか」というのは判断が難しいと思います。
ですが、気持ち悪くなってしまうほどの締め付けは後々倒れてしまったりなど、せっかくの晴れの日が台無しになってしまいかねません。
我慢せず「つらい、少し緩めてほしい」と言って頂きたいです。
「きつい・苦しい」の感じ方は人それぞれ。着付けをしてくれる方とお話をしながら、ちょうどいい塩梅になるように着付けに積極的に参加していただけたらと思います。
何が必要なの?
振袖の着付けでは、その他の着物の着付けでは使わないものが必要だったり、同じ用途の道具でも形が違ったりと若干変則的です。
過去の記事「2020成人式持ち物リスト」にも詳しく記載していますが、
・振袖
・袋帯
・長じゅばん(半襟を縫い付けておく)
のメインアイテムの他に、
・帯締め
・帯揚げ
・重ね衿
といった小物や、
・お草履
・バック
・ショール
・足袋
これらの小物も必要になってきます。
そして、以下は和装小物と呼ばれるもので表からは見えないお道具になります。
・肌着
・裾除け
・腰ひも 3~5本
・伊達締め
・マジックベルト
・コーリンベルト
・ストッキング
・四重仮紐(または三重仮紐)
・前板
・ガーゼ付き帯枕(蛤型)
・衿芯
・和装ブラジャー
この他には、髪飾りや着付けが終わった後に着てきた服や靴を持ち帰る大きめの袋を用意しておくと良いと思います。
着付けに使うものを当日忘れてしまうと、取りにもどらなければいけなくなったりなど予定に大きな狂いが生じてしまうので忘れ物は厳禁です。
自分で着る、という選択肢について
ここまで書いてきた中で、触れてこなかった選択肢が「自分で着る」というもの。なぜかというと、万人にお勧めできる方法ではないから・・・です。
インターネットを覗けば、振袖を自分で着るための解説動画はたくさんあります。
文字通り、「着る」だけならば何度も何度も練習すればできるようになるとは思います。
ただ、「時間までに」「きれいに」「着崩れないように」着る技術を身に着けるとなると、それなりの習練が必要になります。
成人式や前撮りなど、自分が主役の場面では着付けの事だけに集中する・・・というのもなかなか難しいですよね。
専門的に学んでいる方でない限りは、あまりお勧めはできません。
ただ、成人式や前撮りがきっかけで着付けに興味を持って、自分でも着てみたい!と思って頂けることは、着物の販売に携わっている者としてはうれしい限りなので、興味のある方はぜひご相談いただきたいと思います。
ご来店予約は こちらから
お問い合わせは こちらから
お電話でのお問い合わせは 0120-154-384 まで
(受付時間 10:00~18:30 定休日 水曜日 )
2022年成人式当日 振袖着付け先行予約のお申込みは こちらから
みはしの感染症対策については こちら をご覧ください。
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みはしは、着物で笑顔のお付き合いをモットーに、
群馬県沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、高山村、中之条、吾妻地域のお客様にご愛顧いただいている地域密着型のお店です。
振袖のこと、着物のこと、クリーニングやお直し、着物の保管など、何でもご相談下さい!
お客様の笑顔を全力でサポートさせていただきます。
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