みはしのブログ
2019年10月21日
振袖
こんにちは、みはしスタッフの平原です。
今回は、振袖を着たときに「あれ?どうやったらいいんだろう?」と悩んでしまう動作について書いてみたいと思います。
最近は、成人式当日までに前撮りをされる方が多いので、前撮りの際に以下の動作を意識して行うことで、成人式当日に悩むことなく、振袖で過ごすことができると思います。
一つめは、「階段や段差の昇り降り」です。
まず階段の登りは、両袖と裾を踏まないよう足を上段に運ばなければなりません。裾を踏んでしまうと最悪の場合転んでしまいますし、運良く転ばなかったとしても着崩れを起こす可能性が高くなってしまいます。
成人式会場などでは長い階段はなかったとしても段差は意外とあるものなので、覚えておくと重宝するかと思います。
やり方は、まずバッグなどの手に持っているものを左手にまとめて持ち、両袖の振り部分もまとめて左手の手首~腕の部分にかけるようにして預けます。
右手が空きますので、右手は上前(歩くとひらひらする部分)を、自然に手を下ろした位置で少しだけ持ち上げます。持ち上げすぎると足が見えてしまうので、なるべく足袋より上が出ない程度にとどめておくように気を付けます。
この状態で、階段に対して身体は正面を向くのではなく気持ち斜めにして階段を登ります。
階段を降りるときも、同じようにして袖と裾に気をつけて降ります。
二つめの動作は「トイレに入る」です。
ここでも、大切なのは袖と裾です。
慣れないうちは、広めの個室・洋式トイレを選ぶのも大切なポイントです。また、着物クリップ(洗濯ばさみでも代用可能ですが、生地に跡が付きやすいので注意)を持っている方はバッグの中に入れておきましょう。とても便利です。
まずは長~い袖を処理します。
たもと(袖の地面に近い部分)を持ち上げて帯締めに挟むか、両袖のたもとをゆるく結びます。
次は、着物→長じゅばん→裾よけのじゅんに捲り上げて帯締めに挟みます。
着物クリップをお持ちの方は、順番に捲り上げて帯の上線のあたりに挟んでおいても良いです。
済んだら、裾よけ→長じゅばん→着物のじゅんに裾を戻し、たもとも戻せば元通りです。
化粧室から出る前に、おはしょり(帯の下にあるタックのような部分)が上がっていないかどうか確認が必要です。
特におしりの方がめくれていると自分でも気づかないですし、恰好が悪くみっともなく見えてしまうので注意してもらえれば完璧です!!
三つめは、「車の乗り降り」です。
運転はしないとしても、成人式の会場までは車で送ってもらうという方は多いのではないでしょうか。
ここでも、袖と裾に気をつけて動きますが、前述の二つの動作と違って車の乗り降りは頭(髪型)にも気を付ける必要があります。振袖のときは髪型も普段より高さのあるスタイルにセットされていることが多いので、裾と袖に気を使うあまり頭をぶつけてしまったり、髪型が崩れたり髪飾りが取れてしまったりと意外とトラブルが多いのです。
特に、雪や雨が降っていたりすると焦ってしまうので、車に乗り込むときは自分で傘をたたまなくても済むように、どなたかに傘をさしかけてもらえると助かりますね。
さて、やり方ですが、階段を登るときのように左手にたもとをまとめて掛け、車の入り口におしりを向けて立ち、座席に腰を下ろします。膝の上に袖をたたんで置き、次にぶつけないように気をつけながら頭を車内に入れ、最後に足を揃えて身体を回転させるようにして車内に入れます。
座席にはなるべく浅めに座り、手すりなどを持って身体を支えるようにすると帯結びが潰れずに済むので、なるべくもたれないようにするのがポイントです。
降りるときは、乗り込んだ時と逆に足→頭→身体の順で降ります。
いかがでしたか?
今回お伝えした3つの動作は、基本的に安全に・お着物を汚さないように・着崩れをおこさないようにする為の振袖独特の動作ですが、袖の長さが違っても、着物や浴衣を着たときにも応用して使える所作です。
ぜひ覚えて、使っていただけたらと思います!
今回は、振袖を着たときに「あれ?どうやったらいいんだろう?」と悩んでしまう動作について書いてみたいと思います。
最近は、成人式当日までに前撮りをされる方が多いので、前撮りの際に以下の動作を意識して行うことで、成人式当日に悩むことなく、振袖で過ごすことができると思います。
一つめは、「階段や段差の昇り降り」です。
まず階段の登りは、両袖と裾を踏まないよう足を上段に運ばなければなりません。裾を踏んでしまうと最悪の場合転んでしまいますし、運良く転ばなかったとしても着崩れを起こす可能性が高くなってしまいます。
成人式会場などでは長い階段はなかったとしても段差は意外とあるものなので、覚えておくと重宝するかと思います。
やり方は、まずバッグなどの手に持っているものを左手にまとめて持ち、両袖の振り部分もまとめて左手の手首~腕の部分にかけるようにして預けます。
右手が空きますので、右手は上前(歩くとひらひらする部分)を、自然に手を下ろした位置で少しだけ持ち上げます。持ち上げすぎると足が見えてしまうので、なるべく足袋より上が出ない程度にとどめておくように気を付けます。
この状態で、階段に対して身体は正面を向くのではなく気持ち斜めにして階段を登ります。
階段を降りるときも、同じようにして袖と裾に気をつけて降ります。
二つめの動作は「トイレに入る」です。
ここでも、大切なのは袖と裾です。
慣れないうちは、広めの個室・洋式トイレを選ぶのも大切なポイントです。また、着物クリップ(洗濯ばさみでも代用可能ですが、生地に跡が付きやすいので注意)を持っている方はバッグの中に入れておきましょう。とても便利です。
まずは長~い袖を処理します。
たもと(袖の地面に近い部分)を持ち上げて帯締めに挟むか、両袖のたもとをゆるく結びます。
次は、着物→長じゅばん→裾よけのじゅんに捲り上げて帯締めに挟みます。
着物クリップをお持ちの方は、順番に捲り上げて帯の上線のあたりに挟んでおいても良いです。
済んだら、裾よけ→長じゅばん→着物のじゅんに裾を戻し、たもとも戻せば元通りです。
化粧室から出る前に、おはしょり(帯の下にあるタックのような部分)が上がっていないかどうか確認が必要です。
特におしりの方がめくれていると自分でも気づかないですし、恰好が悪くみっともなく見えてしまうので注意してもらえれば完璧です!!
三つめは、「車の乗り降り」です。
運転はしないとしても、成人式の会場までは車で送ってもらうという方は多いのではないでしょうか。
ここでも、袖と裾に気をつけて動きますが、前述の二つの動作と違って車の乗り降りは頭(髪型)にも気を付ける必要があります。振袖のときは髪型も普段より高さのあるスタイルにセットされていることが多いので、裾と袖に気を使うあまり頭をぶつけてしまったり、髪型が崩れたり髪飾りが取れてしまったりと意外とトラブルが多いのです。
特に、雪や雨が降っていたりすると焦ってしまうので、車に乗り込むときは自分で傘をたたまなくても済むように、どなたかに傘をさしかけてもらえると助かりますね。
さて、やり方ですが、階段を登るときのように左手にたもとをまとめて掛け、車の入り口におしりを向けて立ち、座席に腰を下ろします。膝の上に袖をたたんで置き、次にぶつけないように気をつけながら頭を車内に入れ、最後に足を揃えて身体を回転させるようにして車内に入れます。
座席にはなるべく浅めに座り、手すりなどを持って身体を支えるようにすると帯結びが潰れずに済むので、なるべくもたれないようにするのがポイントです。
降りるときは、乗り込んだ時と逆に足→頭→身体の順で降ります。
いかがでしたか?
今回お伝えした3つの動作は、基本的に安全に・お着物を汚さないように・着崩れをおこさないようにする為の振袖独特の動作ですが、袖の長さが違っても、着物や浴衣を着たときにも応用して使える所作です。
ぜひ覚えて、使っていただけたらと思います!
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