みはしのブログ
2020年03月12日
振袖
こんにちは、京呉服みはし、店長の平原将吉です。
現在では成人式に振袖を着用することが一般的になっています。
決まりということではありませんが、成人式だから振袖を着るという方も多いのではないでしょうか。
しかし、振袖は何も成人式に着るためだけの衣装ではありません。
むしろ成人式以外での着用の方が多いですし、色々な場面で振袖を着ることで味わえる『極上の喜び』があるのです。
ご自分の振袖をお持ちの方にはもちろんですが、これから振袖を選ぶ方にも是非読んでいただき、「そういうの良いな」と感じていただくようなことがあれば、『購入』『買う』という選択肢も視野に入れていただけたらいいのではないかなと思います。
【自分以外の妹や弟の成人式の前撮り】
自分が成人式の時はもちろんですが、妹や弟が成人を迎えたときに毎回家族写真を撮影される方も沢山いらっしゃいます。
その時に、成人を迎えるご本人以外の兄弟、姉妹さんも是非お着物を着られて写真を撮ってみてください。
とってもいい思い出が創れますよ!
みはしでも、3姉妹、4姉妹、それぞれに振袖を作って、その都度みんなで振袖を来て思い出の写真を撮影される方も多くいらっしゃいます。
振袖姿が勢ぞろいすると、やはり華やかさも一段と増します。家族水入らずの時間は、大人になるにつれて少なくなるというご家族が多いので、こういう記念写真はみなさんとても喜んでおられます。
【結婚式】
振袖の成人式以外の着るチャンスの代表格としては、結婚式のお呼ばれがあるでしょうか。
新郎新婦の人生の節目をみんなでお祝いする場面。本当に何度参列しても感動しますよね。
そんな感動的な場面を彩る振袖ですが、中には色々なマナーを気にして、振袖の着用に二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よくよく言われるのは
・花嫁のドレスや打掛の色と被るのは良くない
・白は花嫁以外はNG
・花嫁より目立つ衣装は控える
こんなところが多いでしょうか。
まず、3番目に書いた、花嫁より目立たないように、という部分ですが、普通に振袖を着るくらいでは、花嫁より目立つという事は至難の技です。
結婚式は、純粋にオシャレを楽しむ場ではないので、過激な着こなしやコーディネートでなければ、殆どの場合は問題ないでしょう!
次に、振袖の色について、私なりの考えをお話いたします。
これについては、人によって感じ方はそれぞれかと思いますので、OKとかNGというよりは、「こう思う」という一つの考えと捉えていただけたら幸いです。
まず、花嫁や花婿の立場で考えてみましょう。
結婚式は一生に一回の大イベントです。自分たちのこだわりは当然表現したいという想いも大きいでしょうが、やはり恩人や友人などのお祝いに来ていただける方々にどれだけ楽しんでいただけるかという事も多くの花嫁、花婿が考えることかと思います。
そんな中、自分たちをお祝いするために、着物を着てきてくれた方に対して、「目立ってるな」とか「同じ色だからやだな」というようなことを果たして感じる方がどれだけいるのでしょうか。
むしろ、「着物着てきてくれたのね。ありがとう!」と、感謝の言葉をかけているケースが、経験上多いように感じます。
着物を着るために、お金をだして美容室でメイクや髪をセットして、着付けもしてもらって、着た後はお手入れに出して・・・
こうした手間やかかるお金のことをみんなある程度分かっているので、「あぁ、自分たちのためにわざわざ着物を着てきてくれたんだな」と思えば、感謝以外の気持ちや言葉はありませんよね。
何よりも、着物を着ている人が多い式ほど、厳粛なムードもでますし、何よりも会場がとても華やかになります。
振袖であればなおさらです。
私は、着物を着ていく事は『華を添える』事だと思っています。
あれダメ、これダメとあまり難しく考えずに、着ようという気持ちが少しでもあるならば、絶対に着た方が良いと思います!
その方が、自分も楽しいですが、何よりも花嫁、花婿に限らず、そのご家族、同じテーブルの人、みんな喜びます。
結婚式で着物を着ている人を見て悪い気持ちになるような人は殆どゼロではないでしょうか。
基本的に着物の良さを全面的にとらえた中での考えですので、あまり華美にならないような正統な着こなしを前提としています。
折角の華やかな席だしと気合が入りすぎると、何の為に着ているのかとなってしまいがちですので、頭に入れながら準備をして欲しいなとは思います。
じゃあこれはどうなの?という境界線が分からないと思う方は、是非みはしまでご相談ください。
専門家としての見解でアドバイスをさせていただきますので、それを聞いたうえでご自身で判断されても良いと思います。
また、御呼ばれだけでなく、自分の結婚式に、『最後の振袖』としてお色直しで着られる方もちらほらいらっしゃいます。
思い出の詰まったお気に入りの振袖をお持ちであれば、それも良い思い出になりますね!
【結納】
ご自身のお祝い事と言えば両家の縁を結ぶ行事でもある『結納』も振袖の着用機会としてはおすすめです。
昨今、結納は簡略化という風潮も多いですが、結婚は2人だけのことではなく、家と家のことでもあるので、規模ややり方はそれぞれかと思いますが、何らかの形で執り行えると良いかと思います。
一つの思い出にもなりますので、大変ではありますが是非お考えになってみてください。
【パーティー】
振袖は着物の中で最も華やかな着物です。式典や行事ごと以外でも、周りがドレスを着ていくような華やかなパーティーに振袖を着ていったら、もう抜群です!
着たいと思っても、振袖となると中々着るチャンスが少ないというのが現実だと思いますので、パーティーのお誘いがあるようなら、是非積極的にチャレンジしてみてください。
意外と癖になるかもですよ!
さて、今回は振袖の着用シーンについて、着物屋としての見解を交えてご紹介させていただきました。
成人式だけと考えれば、レンタルで済ますということも理にかなった選択ではありますが、振袖の着用機会は探せば思いのほか沢山あるのです。
そういうチャンスがあった時に、「着る」か「着ない」かだけです。
「着物を着る機会が無い」のではなく「着る気が無い」なんていう言葉もあるくらいです。
実際着物、振袖を着ることは楽な事ではありませんが、着た人にしか味わえない極上の喜びがあるのは間違いありません。
そういった喜びを知らずに終わってしまうのは、本当にもったいないと思いますよ!
私は男なので、中々振袖を着ることは叶いませんが、もし女として生まれていたならば、絶対に振袖着てみたい、と思います。
今度試しに着てみようかしら(笑)なんてことは冗談として、是非沢山の人に着物、振袖を着る喜びを知っていただけたら嬉しく思います!!
【お問い合わせはこちらから】
【ご来店予約はこちらから】
京呉服みはしのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
成人式を控え、どうしようか迷っている方にとって、私共が発信する情報で少しでもお役に立てることがありましたら嬉しく思います。
群馬県の沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、片品村、そして高山村や中之条、吾妻など、地域の皆様に支えられ43年。
着物専門店として、成人式を少しでも納得して、思い出深い素晴らしい節目となりますよう精一杯の対応をさせていただきます。
購入を考えている方、レンタルを考えている方、お母様の思い出の振袖を考えている方、成人式や振袖のことなら「京呉服みはし」にお任せください!!
現在では成人式に振袖を着用することが一般的になっています。
決まりということではありませんが、成人式だから振袖を着るという方も多いのではないでしょうか。
しかし、振袖は何も成人式に着るためだけの衣装ではありません。
むしろ成人式以外での着用の方が多いですし、色々な場面で振袖を着ることで味わえる『極上の喜び』があるのです。
ご自分の振袖をお持ちの方にはもちろんですが、これから振袖を選ぶ方にも是非読んでいただき、「そういうの良いな」と感じていただくようなことがあれば、『購入』『買う』という選択肢も視野に入れていただけたらいいのではないかなと思います。
【自分以外の妹や弟の成人式の前撮り】
自分が成人式の時はもちろんですが、妹や弟が成人を迎えたときに毎回家族写真を撮影される方も沢山いらっしゃいます。
その時に、成人を迎えるご本人以外の兄弟、姉妹さんも是非お着物を着られて写真を撮ってみてください。
とってもいい思い出が創れますよ!
みはしでも、3姉妹、4姉妹、それぞれに振袖を作って、その都度みんなで振袖を来て思い出の写真を撮影される方も多くいらっしゃいます。
振袖姿が勢ぞろいすると、やはり華やかさも一段と増します。家族水入らずの時間は、大人になるにつれて少なくなるというご家族が多いので、こういう記念写真はみなさんとても喜んでおられます。
【結婚式】
振袖の成人式以外の着るチャンスの代表格としては、結婚式のお呼ばれがあるでしょうか。
新郎新婦の人生の節目をみんなでお祝いする場面。本当に何度参列しても感動しますよね。
そんな感動的な場面を彩る振袖ですが、中には色々なマナーを気にして、振袖の着用に二の足を踏んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よくよく言われるのは
・花嫁のドレスや打掛の色と被るのは良くない
・白は花嫁以外はNG
・花嫁より目立つ衣装は控える
こんなところが多いでしょうか。
まず、3番目に書いた、花嫁より目立たないように、という部分ですが、普通に振袖を着るくらいでは、花嫁より目立つという事は至難の技です。
結婚式は、純粋にオシャレを楽しむ場ではないので、過激な着こなしやコーディネートでなければ、殆どの場合は問題ないでしょう!
次に、振袖の色について、私なりの考えをお話いたします。
これについては、人によって感じ方はそれぞれかと思いますので、OKとかNGというよりは、「こう思う」という一つの考えと捉えていただけたら幸いです。
まず、花嫁や花婿の立場で考えてみましょう。
結婚式は一生に一回の大イベントです。自分たちのこだわりは当然表現したいという想いも大きいでしょうが、やはり恩人や友人などのお祝いに来ていただける方々にどれだけ楽しんでいただけるかという事も多くの花嫁、花婿が考えることかと思います。
そんな中、自分たちをお祝いするために、着物を着てきてくれた方に対して、「目立ってるな」とか「同じ色だからやだな」というようなことを果たして感じる方がどれだけいるのでしょうか。
むしろ、「着物着てきてくれたのね。ありがとう!」と、感謝の言葉をかけているケースが、経験上多いように感じます。
着物を着るために、お金をだして美容室でメイクや髪をセットして、着付けもしてもらって、着た後はお手入れに出して・・・
こうした手間やかかるお金のことをみんなある程度分かっているので、「あぁ、自分たちのためにわざわざ着物を着てきてくれたんだな」と思えば、感謝以外の気持ちや言葉はありませんよね。
何よりも、着物を着ている人が多い式ほど、厳粛なムードもでますし、何よりも会場がとても華やかになります。
振袖であればなおさらです。
私は、着物を着ていく事は『華を添える』事だと思っています。
あれダメ、これダメとあまり難しく考えずに、着ようという気持ちが少しでもあるならば、絶対に着た方が良いと思います!
その方が、自分も楽しいですが、何よりも花嫁、花婿に限らず、そのご家族、同じテーブルの人、みんな喜びます。
結婚式で着物を着ている人を見て悪い気持ちになるような人は殆どゼロではないでしょうか。
基本的に着物の良さを全面的にとらえた中での考えですので、あまり華美にならないような正統な着こなしを前提としています。
折角の華やかな席だしと気合が入りすぎると、何の為に着ているのかとなってしまいがちですので、頭に入れながら準備をして欲しいなとは思います。
じゃあこれはどうなの?という境界線が分からないと思う方は、是非みはしまでご相談ください。
専門家としての見解でアドバイスをさせていただきますので、それを聞いたうえでご自身で判断されても良いと思います。
また、御呼ばれだけでなく、自分の結婚式に、『最後の振袖』としてお色直しで着られる方もちらほらいらっしゃいます。
思い出の詰まったお気に入りの振袖をお持ちであれば、それも良い思い出になりますね!
【結納】
ご自身のお祝い事と言えば両家の縁を結ぶ行事でもある『結納』も振袖の着用機会としてはおすすめです。
昨今、結納は簡略化という風潮も多いですが、結婚は2人だけのことではなく、家と家のことでもあるので、規模ややり方はそれぞれかと思いますが、何らかの形で執り行えると良いかと思います。
一つの思い出にもなりますので、大変ではありますが是非お考えになってみてください。
【パーティー】
振袖は着物の中で最も華やかな着物です。式典や行事ごと以外でも、周りがドレスを着ていくような華やかなパーティーに振袖を着ていったら、もう抜群です!
着たいと思っても、振袖となると中々着るチャンスが少ないというのが現実だと思いますので、パーティーのお誘いがあるようなら、是非積極的にチャレンジしてみてください。
意外と癖になるかもですよ!
さて、今回は振袖の着用シーンについて、着物屋としての見解を交えてご紹介させていただきました。
成人式だけと考えれば、レンタルで済ますということも理にかなった選択ではありますが、振袖の着用機会は探せば思いのほか沢山あるのです。
そういうチャンスがあった時に、「着る」か「着ない」かだけです。
「着物を着る機会が無い」のではなく「着る気が無い」なんていう言葉もあるくらいです。
実際着物、振袖を着ることは楽な事ではありませんが、着た人にしか味わえない極上の喜びがあるのは間違いありません。
そういった喜びを知らずに終わってしまうのは、本当にもったいないと思いますよ!
私は男なので、中々振袖を着ることは叶いませんが、もし女として生まれていたならば、絶対に振袖着てみたい、と思います。
今度試しに着てみようかしら(笑)なんてことは冗談として、是非沢山の人に着物、振袖を着る喜びを知っていただけたら嬉しく思います!!
【お問い合わせはこちらから】
【ご来店予約はこちらから】
京呉服みはしのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
成人式を控え、どうしようか迷っている方にとって、私共が発信する情報で少しでもお役に立てることがありましたら嬉しく思います。
群馬県の沼田市、みなかみ町、昭和村、川場村、片品村、そして高山村や中之条、吾妻など、地域の皆様に支えられ43年。
着物専門店として、成人式を少しでも納得して、思い出深い素晴らしい節目となりますよう精一杯の対応をさせていただきます。
購入を考えている方、レンタルを考えている方、お母様の思い出の振袖を考えている方、成人式や振袖のことなら「京呉服みはし」にお任せください!!
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